20Jul
今は7月。今年に入って3回ほど右下の歯のかぶせものが取れました。
被せ物が初めて取れたのはこの記事で紹介しているように3月8日のことです。
あれからまだ5ヶ月も経っていません。それなのになぜコレほどまでにポロポロとかぶせものが取れるのでしょうか?
その秘密はかぶせられている歯の形状に問題があるからなのです。
虫歯になったら被せ物をすればいい。神経を抜けば痛くない。悪化しても被せ物はどんな形でも作れる…。こうしてダラダラと数十年貯めこんできたツケ。今まさにまとめて支払わせられているのです。
45年間虫歯と付き合ってきたおっさんの現状
さぁ見てください。こんな悲惨な状態にっていますよ。全体的に奥歯は全てボロボロです。
図で説明している通り、左側で噛むと下の歯茎がとても痛みます。なので右で噛む回数が自然と増えます。
しかし、右側は一番奥がすでにお亡くなりになっています。自ずと奥から2番めと3番めに負荷がかかります。奥から2番めはまだかろうじて元気なのですが、3番めがこんな状態です。
歯医者さんいわく。「赤ちゃんの歯の根っこぐらいしか残っていないから大変だ。」だそうです。
セメントで固定しますが、しばらくするとポロンと取れてしまうんですよね。でも接着面が小さいわけだから仕方がない。既存の根っこが割れて使い物にならなくなるまで、付けてはポロン。付けてはポロンの繰り返しになるのです。
被せ物が取れても付けなおせばいいだけでしょ?あまいぞっ!
被せ物が取れてもまたくっつければいいじゃない。そう思ったあなた。甘いです。神様は歯磨きを怠けて虫歯を作った私にちゃんと天罰を用意してくれているのです。
それは何かというと、歯茎ゴリゴリの刑です!
上の図を見るとわかると思いますが、根っこは歯茎の奥に僅かに残っているだけ。すると人間の体はよく出来ているので、穴を塞ごうとする力が働くんですよ。
だから歯茎がドンドンせり出してくるんです。被せ物を上に押し出すかのようにね。
そうなると、被せ物が抜けやすくなるんだけど、厄介なのが抜けちゃったかぶせもののを元に戻す時なんですよ。歯茎が根っこの上に覆いかぶさるようにせり出しっちゃってるんです。つまり歯茎がじゃまになるんですよ。
もうねそのまま被せ物を元に戻そうとしてももどらないんです。
じゃぁどうすると思う?
麻酔をかけてレーザーでせり出した歯茎を焼ききるんですよ。お口の中で焼肉パーティーですよ奥さん(笑)
焼いて切って、ゴリゴリゴリゴリ…。何をしているのか見えないからわからないのですが、ゴリゴリゴリゴリするんです。麻酔は効いてるんです。だから最初はゴリゴリされてもなんともない。
でもねゴリゴリの時間がちょっと長いんです。するとだんだんジワリジワリとムズムズするような痛みに襲われ始めるんです。
「いーつーまーでーやーるーのおぉぉおおおお」
「もうやめてくれぇええええええ!!」
こんな思いが頭のなかを駆け巡ります。しかし途中で辞めるわけには行きません。歯茎への鈍い痛みを数分間我慢し続けなければならないのです。これが辛いなんてもんじゃない!
昔歯の根っこの裏側に溜まったカスを掻き出されたときを思い出します。そのぐらいしんどい!
この儀式は毎回やるわけではないのですが、被せ物が取れる度に「今度こそゴリゴリされちゃうのかなぁ。いやだなぁ。」ととてもブルーな気持ちになります。
このようにして天罰は下されるのですよ。無残です。
最近はウォーターピックも毎日使って歯の手入れに余念がありませんが、歯の大切さに気がつくのが20年遅かったですね。もう後悔の一言しかありませんよ。
美味しいものが食べれないんです。つい先日ユーカリが丘にイオンが出来たので、記念にフードコートでカツ丼を食べたんです。カツ丼は大好物なんだけど歯を悪くしてから何年も食べていません。
「最近は歯の調子がいいし、記念だしいいよね。」
これが前回右下の歯の被せ物が取れた原因でした。
このように食べたいものが全く食べられなくなるんです。柔らかいものでも歯茎に染みて悶絶します。そして必ず歯茎が腫れ上がります。ミートソーススパゲティーも食べられないのです。
「いっその事全部入れ歯にしたほうがすっきりするんじゃないのか?」
なんて恐ろしいことを考えたりするのですが、コレはこれできっと悪いことがたくさんあるんだろうなぁって思います。
良い子のみんなは、こんな惨めな思いをしないように、歯を大切にしてくださいね。
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