16Apr
今日もポカポカと暖かい良い天気でしたね。いつもの様に昼休みに印旛沼CRへ出発です。
新品のレーパンにサイクルウェア。そして長い間履きたいと思っていたビンディングシューズ。颯爽と装着してロードにまたがりました。
「さぁ今日はどのコースを走ろうかな」
私がお昼休みに走っているコースには数パターンあります。
坂道だらけのコース。平坦な道ばかりのコース。等々。だいたい一回りして40分強。距離にすれば13km~20Km程です。
初めてクロスバイクに乗った頃は、5Kmで「ぜぇぜぇ」言っていたので、我ながらだいぶ成長してきている実感があります。
「今日は少し風があるかな?平坦なコースにしよう」
自転車は風の影響をモロに受けるもの。私の足の場合、追い風だと頑張れば時速40Kmほどで走れますが(数分間だけですけどね!)、向かい風だと時速23Kmぐらいが限界です。とくに印旛沼周辺は吹きっ晒なため、逆風は本当に悲惨です。
特に坂道で向かい風だと泣けてしかたがないので、平坦なコースを選んだのでした。それがとんでもない事になるとも知らずに。
その時は突然やってくる
「あぁ気持ちいいなぁ」
ちょっとした下り坂を風を切って走るのは本当に気持ち良いもの。風を頬に感じながら突っ切る感覚は自転車だけの特権かもしれません。
左側の横道に入ろうとした時の出来事です。
山の中の田舎道なので、道路の上には小さな砂利などもバラバラと落ちています。踏んでスリップしたら大変です。しっかりと減速します。
その時、丁度向かい側から自動車がやって来たのです。ウィンカーは右。つまり私と同じ横道に入ろうとしているわけです。
「珍しい。こんなところに車が来るなんて。」
道路は車一台がようやく通れる程度の幅しかありません。あとから来たのは自動車のほうだけど、自転車が前を走っていたら邪魔だろうから、端に寄せて停止しようと考えました。
しかし、その瞬間・・・。
「うぬあ!足ぃっ!」
そうです。ビンディングペダルに足を固定していることをすっかり忘れていたのです。
ビンディングとは、自転車のペダルと専用のシューズをガッチリと固定する仕組み。人間の力をロードバイクに無駄なく確実に伝えるものです。
ペダルを外すためにはカカトを外側にひねる必要があるのです。
慣れれば無意識で外せるようになるそうですが、なにぶん私は、まだビンディングシューズを履いて自転車に乗るのが数回という初心者。
「さぁペダルを外すぞ」
このように意識しないと外せないのです。
「あへぇ~」
ざざざざざざ~っ。レーシーなウェアに身を包み、いかにも速そうな自転車に乗ったおっさんは、道路脇の草むらに、突っ込んでいくのでした。
超かっこわるーい。
転びはしなかったけど・・・。
腰ほどの高さのある草むらに突っ込んでいった私。不幸中の幸いは、ほとんど止まるようなスピードだったことと、目の前にコンクリートの壁があったことです。
左腕を前に突き出して、手で体を支えることが出来たのです。お陰で転倒だけは免れました。
「ふぃ~あぶねぇ」
無様な格好をさらけだして、非常に恥ずかしかったけど、転倒しないですんだのは本当に幸運でした。
なにせ、私が乗るCAAD10というロードバイクは、アルミ製ですがカーボン並みの軽量化と乗り心地のために、素材が超薄いんです。指で押すとフレームが凹むとまで言われています。
「こんな砂利があるような悪路で転倒でもしたら・・・ゴクリッ!」
目の前に体を支えられるものがあるという幸運は、もう二度とは訪れ無いでしょう。今まで自転車に乗っていて転倒したことは無かったのですが、今日はじめて転んだとも言えますね。
「ビンディングは快適だけど、無意識で外せるようにならなくちゃな」
そう感じた印旛沼CRでした。
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